南三陸町戸倉波伝谷地区2012/01/24 完成
UBC2戸を繋ぎ合わせた番屋の建設は、地元漁協青年部の悲願だった。津の宮で建てた集会場の管理者である渡辺啓氏(当時は南三陸町戸倉復興支援団代表、現在はLambs代表)が青年部長の三浦明弘氏を紹介してくれた。
波伝谷の青年部は元々27名のメンバーがあったが、1月の時点では9名まで減少した状態だった。その9名でも仮の住まいがばらばらで集まって話す場所もなかったという。何とか残った部員を集めて漁の復活を図りたい三浦部長が自分の土地を提供して皆が共有できる番屋をなんとか建てたたかった。
渡辺さんの仲介で津の宮の仮設集会場の建設資金を出したJUSTが三浦さんの番屋の分も出すとの意思表示を受け、1月中旬の悪天候(雪、みぞれ、強風など)の中で漁師達とボランティアの手で二日がかりで組み立てられた。悪天候の中で写真はほとんど取れず、完成写真も二日目の日が暮れた後に撮影された。
引き渡し後、三浦部長が部員のためにきれいな床を貼ったり、風除室をつけたりした。部長に引っ張られ、残った青年部員が、「自分らの番屋」の中で、念願の「生活再建」を楽しく面白く前向きに企画している模様。