宮城県南三陸町戸倉西戸地区

南三陸町戸倉の西戸地区は、三陸海岸では珍しく農業集落です。海からちいさな川に沿って約２キロ上流にある西戸地区は、津波のハザードマップでは安全とされていた場所なので住民は殆ど逃げずに津波にやられた。生き残った人口の一部は同地区内の仮設住宅に暮らしているが、仕事、学校などの都合でばらばらに暮らしている仲間が多い。全員を集めても入る集会場がどうしてもほしいというニーズがあると、昨年の３月戸倉の在郷地区で３連棟の「番屋」を寄付した東北遊技機商業協同組合が情報を掴んだ。同団体の配慮により、西戸地区念願の仮設集会場２４年１０月めでたく完成した。